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Arc&Paperpile& Notion with Researcherで快適な研究をー続:オンラインの研究環境構築

はじめに

以下の記事が好評を博しまして、その続編を書くことにしました。

onakasuita-bot.hatenablog.com

なんとこの記事単体だけで計算すると1000viewに行っているようです。みなさん読んでいただきありがとうございます。

今回は、以前の記事から更新させて、日々のインプット手段と、快適なブラウザ環境を手に入れたのでそれを共有させていただきたいと思います。 ついでに、以前共有したNotionについて、テンプレートを用意しておりますのでそちらも共有したいと思います。ぜひ最後までお読みいただいて改善案やコメントをいただけると嬉しいです。

ツールを追加して快適な研究環境を。

本節では、ArcとResarcherというサービスを日々の生活に追加することでものすごく快適な勉強環境を構築できたのでそれを共有します。

Chrome拡張が使えるのに鬱陶しいタブがない?!:Arcを導入しました

Arcとはなんぞやという人はこちらをご覧ください。一言で言ってしまえば、タブがないChromeブラウザです。

arc.net

タブはうるさい

前回記事で紹介させていただいたのは、Paperpile + Notion (+ Overleaf)とまあ全ての作業をブラウザで済ませてしまえというお話です。しかしながらこのタイプの作業環境構築を行うとだいたい一つの問題にぶち当たります。

タブが開かれすぎて目にうるさい!!!

です。Chrome拡張機能が充実しており、例えばPaperpileはGoogle Scholarから直接インポートできる拡張機能があってこそ、みたいなところがあります。しかしながら論文をPaperpileで読むとViewerがChrome内で開かれるため、10本論文を開くと10個タブが開かれます。これに加えてNotionを開くとさらにタブがふえ、他にも色々調べ物をするためにタブを開いては消すという作業が出てきます。

まあ目にうるさいだけなら良いですが(よくないですが)、タブが小さくなりすぎてなんのタブだかわからなくなるという根本的な問題は誰にも解決できません。

タブから解放されたブラウザ環境:Arc

その点、Arcは画面にタブが出ません!!!!すごいですね!!!下の画像をご覧ください。

サイドバーの様子

これはArcの公式サイトから持ってきたものですが、Toggle形式のサイドバー方式でタブを管理します!!!!!ということは、サイドバーを閉じるとタブが一切見えなくなる!ということです。

これだけではなく、サイドバーは上下で分かれており、上の方にはよく使うサイトを、スマホのホーム画面に配置するように固定できます。ここに例えばPaperpileとかGmailとか、Notionとかを登録しておくと、スマホのアプリを開くように、作業中のそのサイトの画面に瞬時に遷移します。そして、その他のタブに関しては下の方に縦に並んでいきます。

ポイントは2点あり、まず1点目に縦に並ぶのでタブがいくら増えてもなんのタブかがわかるということ、2点目にアプリ形式に上の方に固定されるので、常に使うタブを有象無象のタブの中から探す手間がなくなるということです。

例えばPaperpileの場合、トップページをアプリ的に固定しておくと、文献検索の際はアプリの方を開き、そこから論文を選択してViewerを開くと下の方にタブとしてViewerが追加されるという仕組みです。便利ですね!!!!

プロフィールを登録できる

これは人によって使うかどうかが分かれると思いますが、Arcには、スペースという概念があります。ChromeでいうWindow、スラックでいうワークスペースに多少似ていますが、要は固定するサイトを、プライベートとか、仕事とかに応じてスペースごとに管理し、さらにそのスペースごとにプロフィールが登録できます。

説明は面倒なんでざっとにしますが、例えばGoogleアカウント等人によっては用途ごとにアカウントサービスがあると思います。これをプロフィールに割り当てることで、アカウントの使い分けを簡単にしてくれます!便利ですね!

なんとChrome拡張が使える!!!!!

これがブラウザを変えられた最大の理由です。Chromeベースで作られているために全てのChrome拡張が使えます。Paperpile extentionも使えますし、その他諸々の拡張機能がしっかり使えてしまいます。

Chromeを使っていると、拡張機能の便利さでなかなかブラウザを変えるという決断をできないものですが、Arcはこの点全く問題ないので知って速やかに改宗することができました。

Paperpileと相性が良いResearcherアプリ

次に最近暇でやる気がある時にぼーっと眺めているResarcherというアプリを紹介します。

https://www.researcher-app.com/

こんな感じのやつです。

背景:Google Alartがうるさい

修士1年でまあコツコツ勉強しないといけない時期なわけですが、最新の研究にキャッチアップしたいなと思って多少時間を使って読む論文雑誌や著者のAlartをかけ、Gmailのタグ付けをして管理をしようとした時期がありました。

なんですが、受信トレイをスキップする機能があるものの、今は見れんわ!!!みたいな時に未読が増えていってうるさいなあと感じることが増えていきました。このストレスの理由には、新着が発生するたびにメールという、結構見るのにストレスがかかる媒体に送りつけられてくる、というのもあると思います。

加えて、メールから内容を確認するために毎回サイトまで飛んだりするのがだるい、媒体によってサイトの形式が異なる、というのが個人的にAlart機能のネックでした。

特徴:論文のFeedが作れる!!

その点、Resarcherは自分で選んだ論文誌を同じ形式で(具体的には雑誌名+著者等+題名+アブストラクト等)のFeedの形で形成し、あたかもSNSのホーム画面を流しているように論文の概要を把握できるのが大変便利です。(具体的には下の写真のような感じです)

論文が同じ形式で並んでいる様子

Abstractがざっと確認できるのが良い点なので、大真面目に読む癖がある論文誌以外まで射程を広げて登録しておいて、暇な時にのんびり眺めて遊んだりしています。あとは色々著者等登録してさらにFeedが作れるはずなのでアレンジしてみてください。

Paperpileと相性が多分良い

以前紹介したPaperpileはスマホ版がiOSとAndrooid双方にあります。スマホアプリがあるサービスというのは、たいてい他アプリからそのアプリ内に取り込む、というような機能があります。例えばNotionにはスマホでWebclipができるような機能があります(Evernoteもそうですよね)。

Paperpileについても、たぶんに漏れずこの機能が備わっています。具体的にはその論文のページ等でPaperpileの共有を選択すると、タグやフォルダを指定して論文を登録してくれる他、勝手にPDFまでダウンロードできるか確認してできる場合はしてくれます。下の画像のような感じです。

Resarcherの出すAbstractから論文を登録する画面

加えて、以前の記事を見てくださっている方はお察しかと思いますが、PDFまで登録できる場合、Google Drive経由で勝手にNotionのデータベースまで登録してくれます(下記画像のデータベース)。こうすると、Resarcherで例えば「あとで読む」タグをつけて保存→パソコンのPaperpile Viewerで読みながらNotionでメモ書きしてそれをNotionのPaperpileデータベースにRelationというフローが生成できます。本当に便利です。余分な手間がかからなすぎます。おすすめです。

以前紹介したNotionのPaperpileデータベース

小括

以上のサービスを使ってオンラインの作業環境でありながらさまざまな煩わしさに苦しめられることなく快適に作業ができています。おすすめです。

Notionを快適に使う:テンプレート共有

以前使い方を共有したNotionについて、ざっと概略だけ作ってテンプレート化しましたので共有します。

humane-whitefish-2ae.notion.site

右上の複製ボタンで複製していただいて、GASの設定をすると使えるようになるかと思います。

追加でJournal, Habbit Tracker等の機能をつけておきましたのでいらない方は消してご使用ください。

終わりに

久しぶりのブログ投稿のテンションが変な感じになってしまいましたが参考になれば幸いです。改善案等あれば教えてください。